総合患者支援センター所長あいさつ
住民の皆様、各関係医療機関の方々には日頃より総合患者支援センターの円滑な運営にご協力いただきありがとうございます。お陰様で病診連携、その他の地域医療における連携がスムーズに行われるようになってきていると自負しております。引き続きご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
さて、ご存じの方も多いと思いますが、気仙沼本吉地区の高齢化率は県内でも非常に高く、現在では地区の総人口の約4割が高齢者となっており、医療に対するニーズの増加は震災後拍車がかかっている状況です。一方で、この先当地区が、将来的に(若い人にとっても)一層住みよい場所になって行くには医療サービスの充実化は最重要課題であることは衆目一致したところであると考えます。
ところが、この近隣地域において今後医療サービスが量的に潤沢になっていく見込みは残念ながら非常に乏しく、より良い医療の提供のためには限りある医療資源をうまく利用できるようなシステム作りを進めていく必要があります。
安心できる医療環境のない場所では安心して生活していくことは出来ません。患者さん一人一人が安心して医療を受けられるように、また、治療後に安心して帰って行くことが出来るようにするのが当市立病院総合患者支援センターの役割であると考えます。地域の発展のために、今までより以上に当院が関係医療機関とのつながりを深め、地域全体としてより良い医療を提供できるよう努力して行きますので、何かお気づきの点がございましたら遠慮なくご助言下さい。みんなが幸せな生活を送ることが出来る日が来るように。
総合患者支援センター所長 星 達也